パーソルがメタバース人材市場に参入【2022年4月のサービス開始を目指す】

2022年1月28日、パーソルマーケティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長: 高倉敏之 以下、パーソルマーケティング)は、PwCコンサルティング合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役CEO:大竹 伸明 以下、PwCコンサルティング)と協業して、メタバース市場での人材サービス事業に参入することを発表した。専門部署「メタバースデザイン事業部」を新設し、2022年4月のサービス開始を目指す。
参考:パーソルマーケティングニュースリリース

1.パーソルマーケティング株式会社とは

パーソルマーケティングは、企業の営業・販売業務を支えるプロフェッショナル集団として、販売支援、ストア支援、人材派遣、アウトソーシング事業などを手掛けている。また、メタバースを「人の行動領域/選択肢を拡張させる”第2世界(社会)”」と定義し、リアルとバーチャル双方の世界をシームレスに橋渡しすることが、新たな雇用を生み、多様な人材が活躍できる社会を構築することにつながると考えている。

なお、同社は総合人材サービスを手掛けるパーソルホールディングス株式会社のグループ会社。パーソルグループは、132のグループ会社を擁し(国内:38社、海外:94社、2022年1月1日時点)、連結従業員数は54,760名(2021年3月31日時点)。ブランド名「パーソル(PERSOL)」の由来は、「人(PERSON)の成長を通じて、社会の課題を解決(SOLUTION)する」という意味の造語である。

2.メタバース市場参入の背景

Bloomberg Intelligenceの分析によれば、メタバース市場は2020年の4,787億ドルに対し、2024年には7,833億ドル(年平均成長率は13.1%)に達する可能性がある。また、現在はゲームやライブイベントなどライブエンタテインメントが中心だが、観光や医療、教育などの分野への拡大も見込まれている。

メタバース市場の成長展望
画像出典:Bloomberg

これら予測を受け、パーソルマーケティングは、メタバース市場に参入する企業の増加、メタバース上で営業・販売を行うVR人材に対するニーズの急騰を想定している。
また、現実世界での就業についても、営業や販売業務に関する豊富な知識や経験がある人材であっても、勤務時間や地域による制限、年齢による体力の衰えや病気や障害などによって、立ち仕事や外回りが難しく、就業機会が限定されてしまうという課題があるとしている。

3.まずは営業支援、販売支援、店舗支援の人材サービスから

パーソルマーケティングは、現実世界での営業支援、販売支援、店舗支援の人材サービスの知見やノウハウを活かして、まずは、メタバース上の「接客・販売」「案内・運営」「出店支援」「誘致支援」「アバタースタッフ育成支援」に参入する考えだ。サービス開始は2022年4月を予定。

参入に際して、同社は次のように話している。

求職者にとっては、メタバースを活用することで、年齢や性別、病気や障害の有無、はたらく場所や時間などに関係なく、知識や経験を生かして在宅勤務やリモートワークはもちろんのこと、時短勤務や日数限定勤務、複業・兼業やフリーランスなど、はたらく選択肢を増やすことが可能になります。
また企業は、メタバース市場の動向を踏まえ、事業成長のためのさまざまな挑戦を検討されており、当社はこれまでのノウハウを活用してリアルとバーチャルの双方向からサービスを提供、企業のセールスに関する課題をトータルに解決したいと考えます。

出典:パーソルマーケティングニュースリリース

一方で、人材サービス会社のメタバース参入はすでに過熱の様子を呈している。

今回、パーソルマーケティングは専門部署である「メタバースデザイン事業部」を設置し、事業展開及び環境構築を支援するPwCコンサルティングは、2021年12月22日にメタバースを活用したビジネス変革コンサルティングの提供開始を発表したばかりで、意気込みも一入であろう。両社がどのような取り組みをしていくのか、サービス開始が楽しみである。

パーソルマーケティングのメタバース事業に関する問い合わせ先は下記。

パーソルマーケティング株式会社
部署名:メタバースデザイン事業部
メールアドレス:meta-info@persol-mk.co.jp

出典:パーソルマーケティングニュースリリース

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