ポニーキャニオン×キューテック×DMMがメタバース参入【VTuberやボーカロイドなどライブパートナー募集】

株式会社ポニーキャニオン、株式会社キュー・テック、合同会社DMM.comの3社が業務提携し、音楽ライブを中心とした新しいエンターテイメントの提供を目的とした「Virtual harevutaiプロジェクト」を発足した。それぞれが有する資源を活用し、メタバースに参入する。
また、プロジェクト発足に伴い、メタバースを活用したライブイベント開催のパートナー募集も開始している。

1.業務提携の目的

メタバースにおける音楽を中心としたライブコンテンツを創生し、エンターテイメント領域でバーチャルならではライブ体験を追求、提供することを目的としている。
具体的には、ポニーキャニオンが運営する未来型ライブ劇場「harevutai(ハレブタイ)」(東京都豊島区東池袋1-19-1)をバーチャル上に再現した「Virtual harevutai」を始めとした様々なVR空間で、年間15本以上の企画開催を目指す。

なお、「harevutai」は、4K対応大型LEDや透過スクリーンが常設され、VR*や3Dホログラムなどの映像技術にも対応したライブ劇場だ。通常のライブに加え、Vtuberライブ、CGライブ、ゲーム実況など幅広い用途で利用されている。

VR
Virtual Reality(バーチャル リアリティ)。仮想現実の意味。専用のゴーグルを着用するなどし、周囲360度の映像によって、実際にその場に居るような体験を得られる技術。

2.パートナー募集

メタバース内でのライブ開催に関心のあるパートナー事業者を募集中。VTuber、ボーカロイド、アニメを始め、実写まで幅広い分野の企画を検討可能としている。

問い合わせ窓口は下記。

お問い合わせ先
株式会社キュー・テック
Virtual harevutaiプロジェクト
info_vrlive@qtec.ne.jp

引用元:DMM.com プレスリリース

3.各社の強み

Virtual harevutaiプロジェクト
画像出典:ポニーキャニオン ニュースリリース

ポニーキャニオン

50年以上にわたり“人を楽しませる”エンターテイメント・コンテンツの企画制作、プロモーションのノウハウを培ってきた。前述のライブ劇場「harevutai」の展開など、エンターテイメントの未来の開拓に積極的にアプローチしている。

同社執行役員 ライブ事業担当 兼 経営戦略推進室 室長 浅見真人氏は、次のようにコメントしている。

当社は池袋にて最新鋭の技術を投入した未来型ライブ劇場harevutaiを運営してきました。リアル劇場に続きライブの楽しさをもっと多くの人に体験してもらうべくメタバース上でのライブ仮想空間を提案します。
ポニーキャニオンの持つ音楽、アニメ、映像のネットワーク、ライブプロデュース力に、グループ会社であるキュー・テック様のデジタル技術、コンテンツネットワーク、DMM様の高度なVR技術が結集し次世代の全く新しいライブの楽しみ方を創生していきます。
ファンが能動的にライブに関わり、バーチャルを通してアーティストと同じ空間で行動を共有するというメタバースな体験こそリアルと並行した今後の新たなスタンダードになると我々は確信しています。
メタバース上での新たなエンタメの価値創造にぜひご期待ください。

引用元:ポニーキャニオン ニュースリリース

キュー・テック

総合ポストプロダクションとして、長年にわたりTV、CM、映画、パッケージ、プロモーションビデオなど様々なジャンルのデジタルコンテンツ製作をサポートしてきた。親会社はメモリーテック・ホールディングス株式会社で、同社は傘下に株式会社ポニーキャニオンエンタープライズを持つ。

同社事業開発総括 古神子(こかご)広一氏は、次のようにコメントしている。

当社は「心豊かな社会の実現」を企業理念とし活動して参りました。
先の2010年代、エンターテイメント業界はパッケージ商品の販売からライブイベントでの体験の提供へと、メインマーケットが大転換致しました。そして2020年代に入り、新型コロナウイルスに伴う情勢に対応するため、「リモート」「バーチャル」「メタバース」が大きなキーワードとして浮上してきています。
我々キュー・テックは、ライブイベント会場の空気感や一体感をいかにネットワーク越しに提供するかをテーマとして、最新のサラウンド音声やVR映像を技術的なアプローチから研究・提供しております。この度の3社協業では、力強いプラットホーム、熟練のプロデュース力、そして先進のテクノロジーをそれぞれ持ち寄り、新しいライブイベントの可能性を探って参ります。これは一時の流行では終わりませんし、終わらせません。是非、次世代のスタンダードな楽しみ方を、共に創っていきましょう。

引用元:キュー・テック ニュースリリース(PDF)

DMM

合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO:亀山敬司)。DMM.com Groupのグループ会社を統括する母体。VR専門の研究開発チーム「DMM VR lab」を擁し、VRを含む動画配信の他、メタバースプラットフォーム「DMM Connect Chat」など多様の事業を展開している。また、グループ会社である株式会社DMM Bitcoinは、暗号資産(仮想通貨)取引所「DMMビットコイン」を運営している。

同社VR事業部 事業部長 古山パトリック千秋氏は、次のようにコメントしている。

ポニーキャニオン様、キュー・テック様はエンターテインメント領域において長年にわたって積み上げてきた実績やノウハウがある上、新しい技術やトレンドに投資する姿勢が積極的です。今回の三社協業はまさに各々の強みが最大限発揮されることが期待できるものと考えています。次世代のコミュニケーション、交流の場であるメタバースの中でエンターテインメントを楽しむ場を全力で盛り上げます!ご期待ください。

引用元:DMM.com プレスリリース

現時点で、VTuber、ボーカロイド、アニメほどメタバースと相性がよいジャンルはないだろう。古神子氏のコメントにあるように、ポニーキャニオンの「力強いプラットホーム」、キュー・テックの「熟練のプロデュース力」、DMMの「先進のテクノロジー」を活用した新しいメタバースライブに期待したい。

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