メタバース用語解説

A

Aura Blockchain Consortium

オーラ・ブロックチェーン・コンソーシアム。2021年4月20日に、LVMH、プラダグループ、カルティエ(リシュモン)の3社が創設したコンソーシアム(共同事業体)。2021年10月からはOTBグループを加えた主要4社で活動を推進している。「AURA(オーラ)」プラットフォームによって「消費者が、ブランド製品の原産地から製作、販売、中古市場に至るまでの履歴を追跡し、その真正性(記述や主張の通りに本物であること)を確認できる」ことを目的としている。エンタープライズ向けブロックチェーン基盤「Quorum(クオーラム)」が採用されていて、消費者はブランド公式アプリを使用することで、製品に関する詳細を記載した証明書を入手できる仕組み。Aura公式サイト

B

BIM

Building Information Modeling。コンピュータ上に作成した3次元の建物に、面積、材料、仕上げ、コスト、管理情報などの属性情報を付加した建物モデルを構築すること。また、その手法。

C

CES

シー・イー・エス。毎年1月にラスベガスで開催される電子機器の見本市。「Consumer Electronic Show」の略であるが「CES」が正式名称。第1回開催は1967年。一般公開されておらず業界関係者のみが入場できる。CES公式サイト

D

DAO

Decentralized Autonomous Organization:自律分散型組織。中央集権組織や管理者のいない、分散型組織のこと。世界中から誰でも参加できるこの組織には、管理者の代わりにルールが存在し、ルールに基づいて自律的に活動が行われる。このルール(コード)や活動内容(取引履歴)はブロックチェーンに記録され第三者にも公開されるという透明性を持つ。

Discord

Discord(ディスコ―ド)。アメリカで開発された、招待制のボイス・テキストチャットソフト。2015年5月にリリースされ、2019年5月時点でのユーザー数は2億5000万人。オンラインゲームに搭載されているボイスチャットに比較すると高機能高品質で、ゲームと併用してDiscordを使用することが一般的になっている。Discordはゲーム開発をしていないため、ひとつのゲームに依存せず広く利用されることが強みである。また、2020年4月にビデオ通話機能が実装された以降、ゲームに限らず、テレワーカーの連絡手段としても採用されるようになった。メタバースに参入した企業がコミュニティを形成する際のツールとして使われることも多い。

DMM

合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO:亀山敬司)。DMM.com Groupのグループ会社を統括する母体。VR専門の研究開発チーム「DMM VR lab」を擁し、VRを含む動画配信の他、メタバースプラットフォーム「DMM Connect Chat」など多様の事業を展開している。また、グループ会社である株式会社DMM Bitcoinは、暗号資産(仮想通貨)取引所「DMMビットコイン」を運営している。

DMM Connect Chat

DMM Connect Chat合同会社DMM.comが開発運営するメタバースプラットフォーム。2021年1月26日からアーリーアクセスとして無料提供されている。ローンチ当初、同社は、「現時点ですでにVRソーシャルサービスを利用しているユーザーにとっての代替物にはならないと想定している」として、無償のアーリーアクセスによってユーザーの意見を募り、より完成度の高い自然に使えるVR体験を提供していく考えを示していた。

DMM VR lab

DMM VR lab合同会社DMM.comが要するVR専門の研究開発チーム。2018年12月よりDMM.comテクノロジー本部のR&D部門として発足された。

DOOR

NTTが提供するXR空間プラットフォーム。2020年11月開設。NTTならではの情報発信や自由でオープンなコミュニケーションを可能にしたプラットフォーム。DOOR公式サイト

E

EOS R5

世界初8K/30P動画撮影の内部記録を実現。8Kタイムラプスや、HDR PQ動画により、表現領域がさらに拡大。約4500万画素35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC Xを搭載。高解像・高感度・高速化を追求。EOS R5(Amazon)

F

FACETASM

FACETASM(ファセッタズム)は、デザイナーの落合宏理氏によって、2007年に創業されたファッションブランド。東京のストリートカルチャーに着想を得た独自のスタイルが世界中の人々に支持されている。2022年3月1日からメタバース用アイテムとして、「BUG MA-1」などのセットアップを販売

Fortnite

Fortnite(フォートナイト)。Epic Games, Inc.が販売・配信するオンラインゲーム。プレイヤーが協力して敵を倒すPvE(Player versus environment)モード、100人のプレイヤー同士がバトルロイヤル形式で対戦するPvP(Player Versus Player)モード、プレイヤーが独自のワールドを創作できるクリエイティブモードがある。2017年に公開され、アカウント数は3億5,000万を超える(2020年5月時点)。対応プラットフォームはPC・PlayStation・Xbox・Nintendo Switch・iOS・Android(2022年2月21日時点)。当サイトの筆者も夢中である(チャプター3 シーズン1から始めた新参)。

H

HaritoraX

SteamVRに対応した腰や足の動きをモーション・トラッキングするデバイス。Oculus Quest 2などの無線VRゴーグルと組み合わせることで、無線での全身モーショントラッキングができる。HaritoraX公式サイト

HIKKY

株式会社HIKKYはメタバース事業やVR/AR領域における大型イベントの企画・制作・宣伝、パートナー企業との新規事業開発を主業務とするVR法人。エンタテインメントVRを牽引する注目のクリエイター達をメンバーとして、バーチャル世界の生活圏・経済圏・文化圏の発展と、クリエイターの発掘・育成を目標に設立され、「最も魅力的なバーチャル世界とアクセスを提供する」を掲げている。
xR技術を利用したコンテンツやサービスを表彰する「XR Creative Award 2020」で最優秀賞、VR業界における卓越した業績を表彰する「VR Awards 2020(VRマーケティング部門)」で最優秀賞、プログラミング言語「Ruby」を活用したITビジネスコンテスト「Ruby biz Grand prix 2021」でグランプリ(大賞)など、数々の受賞歴があり、バーチャルディズニーストア、バーチャル秋葉原駅、Audi e-tron VR試乗体験ブースなどを構築するなど多くの企業と協業している。

HoloModels

HoloModels(ホロモデル)とは、株式会社Gugenkaが開発するARアプリ。ARで好きな場所にデジタルフィギュアを飾ることができ、あたかもその場に存在するように表示することができる。サイズや表情、ポーズを変えたり、拡張アイテムによって変身やパーツの付け替えもできる。同社が運営するXMarketなどで販売されている。

Hyundai

ヒョンデ。Hyundai Motor Company(現代自動車)。韓国の自動車メーカー。日本では「ヒュンダイ」と呼称されていたが、2020年6月に「ヒョンデ」と世界統一された。

I

IP

intellectual property:キャラクターなどの知的財産。

L

LAND

LAND(ランド)。メタバースプラットフォーム「The Sandbox(ザ サンドボックス)」や「Decentraland(ディセントラランド)」における仮想土地の呼称。土地区画の最小単位(1区画)を指し、複数の区画は「ESTATE(エステート)」と表現されることもある。相場として、The Sandboxでは1区画あたり3~4.5ETH(約100~150万円)で取引されている。※2022年2月14日時点

M

Meta

Meta Platforms, Inc.(メタ・プラットフォームズ)。CEOはMark Elliot Zuckerberg(マーク・エリオット・ザッカーバーグ)。2021年10月29日、Facebook, Inc.(フェイスブック)から社名変更。新しいインターネットの姿である「メタバース」に注力する姿勢、メタバース・ファーストなソーシャルテクノロジー企業であることを示す名称。友達や家族とつながり、コミュニティを探し、ビジネスを成長させることができる、さまざまなテクノロジーを開発している。

Metajuku

Metajuku(メタジュク)とは、Everyrealm(エブリリアルム、旧:Republic Realm[リパブリク リアルム])が、メタバースプラットフォーム「Decentraland」内に構築した、原宿をアレンジしたVRショッピングモール。

N

NFT

Non-Fungible Token:非代替性トークン。「権利書付きのコピーできないデジタル資産」のこと。一般的にデジタルデータは簡単にコピーされ流通してしまうが、NFTは特定のひとつを識別する識別子を有し、取引履歴や所有者の情報が保存されるため、コピー(偽造)できない。いわゆる「1点もの」となる。ゆえに「代替ができない(非代替性)」と表現される。つまり、誰のものであるかを識別できる状態で流通するため、権利を主張でき、資産になるという仕組み。

O

OIDC

OpenID Connect。サービス間で認証機能を連携する技術。例えば、GoogleアカウントやSNSアカウントなどで様々なサービスにログインできる。

P

Photogrammetry

フォトグラメトリ。被写体を、360度、さまざまなアングルから撮影し、その数千枚に及ぶ写真(デジタル画像)の視差情報を解析・統合して立体的な3Dモデルを生成する手法。人物、建築物、工作物、空間などを再現できる。地上だけでなく、空中、水中でも活用されている。3Dスキャン手法に比較すると短時間でデータを取得できるというメリットもある。

R

RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE

5.2mmの魚眼レンズを2個搭載したキヤノン初のVRレンズ。対応(2021年12月時点)するカメラ「EOS R5」に装着することで、180° 3D VR映像を手軽に撮影できる。RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEスペシャルサイト

RMT

Real Money Trading(リアル マネー トレード)。オンラインゲーム内の通貨、アカウント、キャラクター、アイテムなどを、現実の通貨(リアルマネー)で売買すること。多額のゲーム内通貨や貴重なアイテムの入手には相当のプレイ時間が必要だが、時間短縮やゲーム内格差を埋めるために需要が生まれた経済活動。しかし、ほとんどのゲームではRMTが禁止されている。

S

Sandbox(Sandbox game)

Sandbox(サンドボックス)の直訳は「砂場」や「砂箱」。サンドボックスゲームはゲームジャンルのひとつで、その呼称は砂場の特徴に由来する。達成すべきゴールやストーリーは用意されておらず、ゲームクリアという概念もない。プレイヤーが自由に目的を決めて遊んだり、創作活動をすることができる。サンドボックスゲームとして最も成功した例のひとつは3D創作ゲームの「Minecraft(マインクラフト)」。
※メタバースプラットフォームの「The Sandbox」については「The Sandbox」の項を参照。

Second Life

SecondLife(セカンドライフ)。米Linden Lab社が2003年に公開したインターネット上の3D仮想空間で、仮想空間を自由に散策したり、文字や音声のチャットでコミュニケーションを取ったり、買い物したり、服や家具、建物、武器などを制作することもできる。制作したデジタル商品や不動産はゲーム内通貨:L$(リンデンドル)で取り引きされ、RMT(リアルマネートレード)によって米ドルに換金することができる。「元祖メタバース」や「早すぎたメタバース」と呼称されることもある。

Shiftall

株式会社shiftall(シフトール)。代表取締役CEOの岩佐琢磨氏は2008年にパナソニック株式会社を退社。ハードウェアスタートアップの株式会社Cerevo(セレボ)を設立。2018年2月に株式会社Shiftallを設立。同年4月にパナソニック株式会社が買収する形で子会社化された。株式会社Shiftall公式サイト

Synamon

株式会社Synamon(シナモン)。「XRが当たり前の世界」を実現するために、VR・ARを含むXRやメタバース市場の創造に取り組んでいるテックカンパニー。事業内容は、VR / AR / MR関連製品 / コンテンツの企画、開発、運営。

T

The Sandbox

The Sandbox(ザ・サンドボックス)。2012年に携帯電話用にリリースされたサンドボックスゲーム。その後、PC(Windows)版もリリースされ、現在はブロックチェーン(メタバース)版が開発中(リリースは2022年後半予定)。LAND(ランド)と呼称されるThe Sandbox内の仮想土地はプレセールされていて、NIKEやadidas、GUCCIなどがすでに購入している。購入したLAND上では独自のゲームやサービスを提供することができ、また、ゲーム内で利用できるNFT(キャラクターやアイテム)を作成し、NFTマーケットプレイスで販売することもできる。ゲーム内の仮想通貨(トークン)は「SAND」。

The Sims

The Sims(ザ・シムズ)。2000年にアメリカのゲームクリエイターであるWill Wright(ウィル・ライト)氏が開発し、米Electronic Arts社から発売されたコンピューターゲーム。プレイヤーは「シム(アバター)」を作成し、住居の購入、食事、入浴、就寝などの日常生活を送る。就職、恋愛、結婚、出産などのイベントを迎えながら、仮想の人生を送る。シムはそれぞれ異なる性格を持っていて、放置しておくとその性格にあわせた行動を取る。また、服装や住居などをデザインすることができ、インターネット上での交換なども行われていた。

TimeRep

TimeRep(タイムレップ)。株式会社UsideU(ユーサイドユー、本社:東京都豊島区、代表取締役社長:高岡淳二)が開発・提供するアバターオンライン接客ツール。非対面・非接触・リモート案内を可能にし、アバターモードと生顔モードの切り替えも可能。

U

UIJターン就職

Uターン就職:地方で生まれ育った人が、都会の学校を卒業後、故郷に戻って就職する。
Iターン就職:都会で生まれ育った人が、都心で就職した後、地方に移住して就職する。
Jターン就職:地方で生まれ育った人が、都会で就職した後、故郷とは異なる地方に移住して就職する。

Unity Technologies

ユニティ テクノロジーズ。Unity Technologiesが開発・販売しているゲームエンジン「Unity」は、「ポケモンGO」「白猫プロジェクト」など、さまざまなARゲームに使用されている。ゲーム開発では世界シェアナンバーワン。

V

Virbela

ヴァーベラ。eXp World Technologies, LLC.(アメリカ)が提供するメタバースプラットフォーム。オフィス、展示商談会、学校の授業、大規模会議、カンファレンス、音楽ライブなどのイベントを行うことができる。北米を中心に世界中の多くのユーザーによって活用されていて、スタンフォード大学(アメリカ)などにも導入されている。日本では2020年5月頃から広まり、神戸市伊藤忠テクノソリューションズ株式会社などが活用している。

Virtual harevutaiプロジェクト

株式会社ポニーキャニオン、株式会社キュー・テック、合同会社DMM.comの3社が業務提携し、音楽ライブを中心とした新しいエンターテイメントの提供を目的としたプロジェクト。ポニーキャニオンが運営する未来型ライブ劇場「harevutai(ハレブタイ)」(東京都豊島区東池袋1-19-1)をバーチャル上に再現した「Virtual harevutai」を始めとした様々なVR空間で、年間15本以上の企画開催を目指す。

VR

Virtual Reality(バーチャル リアリティ)。仮想現実の意味。専用のゴーグルを着用するなどし、周囲360度の映像によって、実際にその場に居るような体験を得られる技術。

VR旅行

Virtual Reality技術を用いた仮想旅行。自宅などに居ながら、日本各地、世界各国への旅行を体験できる。周囲360度が撮影された観光地など、まるでそこに自分が立って見回しているような没入感を得られる。

W

Web3.0

ウェブサンテンゼロ。インターネット構造の概念を表す言葉。
Web1.0:1989年~。WWW(World Wide Web:ワールドワイドウェブ)が発明された以降の黎明期。広く普及せず、一部の層のみが利用していた。
Web2.0:2000年代半ば~現在。通信状態や速度が安定し、生活に不可欠なインフラとなった。GoogleやFacebookなど一部の組織に権力が集中していることから「中央集権型」とも呼称される。
Web3.0:ブロックチェーンなどの分散型ネットワークにより、中央集権からユーザー主権へ。一部組織による支配からの解放を求めることから「非中央集権型」「分散型」とも呼称される。

X

XR

エックスアール。Cross Reality(クロスリアリティ)、または、Extended Reality(エクステンデッドリアリティ)の略語。VR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)、MR(Mixed Reality:複合現実)など、仮想世界と現実世界を融合させる技術の総称。

XWorld

XWorld(エックスワールド)は、メタバースプラットフォーム「VRChat」内に常設されているVRChat公式のショッピングモール。2020年12月29日にオープンした。各企業のオフィシャルショップが出店し、現実で使用する商品はもちろん、アバターや3Dモデルといったデジタル商品も販売されている。XWorldは「XRShop World」の略。

Z

ZEPETO

ZEPETO(ゼペット)。韓国で非常に人気のあるメタバースソーシャルメディアアプリ。アジア最大のメタバースプラットフォームであり、約25億人のユーザーがいる。

アバター

アバター、アヴァター (avatar) は、ゲームや仮想空間内での自分自身の分身。外見や服装、性別などを自分で設定でき、他のアバターと会話をしたり物を交換したりできる。サンスクリット語「avataara」が英語「avatar」となり、「化身」という意味を持つ。

キュー・テック

株式会社キュー・テック(本社:東京都港区、代表取締役 古迫智典)。総合ポストプロダクションとして、長年にわたりTV、CM、映画、パッケージ、プロモーションビデオなど様々なジャンルのデジタルコンテンツ製作をサポートしてきた。親会社はメモリーテック・ホールディングス株式会社で、同社は傘下に株式会社ポニーキャニオンエンタープライズを持つ。

ジェネラティブアート

ジェネラティブアート(Generative Art)とは、意図的に偶然性を取り入れたプログラミングで生成・合成・構築される芸術作品のこと。

事業譲渡・事業譲受

会社をまるごとではなく、事業の全部または一部を譲渡・譲受すること。有償無償を問わない。譲り渡す場合は事業譲渡(じょうと)、譲り受ける場合は事業譲受(ゆずりうけ・じょうじゅ)と表現する。

デジタルアーカイブ

公文書や、その保管場所を意味する「アーカイブ」に、デジタル技術を意味する「デジタル」を合わせた造語で、「デジタルデータとして劣化なく永久的に保管する」記録方式を指す。これまでは図書館や博物館、美術館、教育機関など一部の公的機関に限定されていたが、昨今では歴史的建造物や、芸術作品などの重要文化財、さらには、民間企業でも活用されている。データをインターネット上で公開することで、世界中のどこからでも自由にアクセスし、閲覧できるというメリットもある。

デジタルツイン

直訳すれば「デジタルの双子」。現実世界から取得した様々なデータを基に、デジタル空間に同じもの(双子)をコピーする技術。

バーチャル渋谷

バーチャル渋谷」は、2020年5月に渋谷区公認の配信プラットフォームとして開設された。KDDI・渋谷未来デザイン・渋谷区観光協会を中心とする参画企業73社(※2021年12月時点)で組成される「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」によって運営されている。メタバース事業者が一企業で企画・運営しているものではなく、渋谷に関係する複数のステークホルダーが密接に連携し、地域ごとに実在都市とメタバースが共存するためのあり方を議論するなど、実在都市と連動した仮想空間であることが最大の特徴。メタバースプラットフォーム「cluster」から、スマートフォン・PC・VRゴーグルで利用が可能。

バーチャルマーケット

株式会社HIKKYが開催する世界最大のVRマーケットフェスティバル。通称「Vket」。バーチャル空間上にある会場で、様々なデジタル商品や、リアル商品(洋服、PC、飲食物など)を売買できる。近年ではメタバースに参入したい企業の出展ブースが増加している。ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」内で構築され、第1回は2018年。日本はもとより世界中から100万人を超す来場者を誇る、メタバースの先駆け的イベント。バーチャルマーケット公式Twitter

バーチャルワーク(バーチャルワーカー)

コロナ禍によって増加したテレワークやリモートワークとは異なる。場所(距離)の制限を受けないという点では同じだが、さらに、性別・年齢・身体的特徴にも縛られないという点も加えた、バーチャル上のメリットを活かした働き手(働き方)である。バーチャルワーカーはアバターの姿で働き、メタバースでのイベントやプロモーション活動に欠かせない存在となっている。

ブイキューブ

株式会社ブイキューブ。オンラインイベント・ウェビナー・Web会議などのビジュアルコミュニケーションによって、人と人が会うコミュニケーションの時間と距離を縮め、少子高齢化社会、長時間労働、教育や医療格差などの社会課題を解決し、すべての人が機会を平等に得られる社会の実現を目指している。「EventIn」「Touchcast」「V-CUBE セミナー」など多彩なシステムも強み。

ブレイクスルーセラピー

ブレイクスルーセラピーとは、FDA(Food and Drug Administration:米食品医薬品局)の制度。この指定を受けると、承認までの期間短縮のための開発・申請計画の相談や審査資料の段階的提出・審査などが利用可能になる。重篤あるいは生命にかかわる疾患に関する薬剤の開発および審査の促進を目的としている。

ポニーキャニオン

株式会社ポニーキャニオン(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉村隆)。50年以上にわたり“人を楽しませる”エンターテイメント・コンテンツの企画制作、プロモーションのノウハウを培ってきた。前述のライブ劇場「harevutai」の展開など、エンターテイメントの未来の開拓に積極的にアプローチしている。

ポリゴンテーラーファブリック

ポリゴンテーラーファブリック(POLYGON TAILOR FABRIC)。衣料品販売を中心とする小売業を展開する株式会社シーズメン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三河宏彰)と、漫画家やイラストレーター、同人作家などのクリエイターの支援サービスを展開する外神田商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:喜田一成)が業務提携し、2021年10月22日に起ち上げたメタバースファッション専門アパレルブランド。ファッションブランドのメタバース参入支援などをしている。なお、喜田氏は、ハンドルネーム「なるがみ」としてサブカルチャー業界で広く知られ、クリエイターがファンから作品の製作依頼を受けることができるサービス「Skeb」(2021年11月時点の登録者数160万人)の開発も手掛けている。

ロール

ボイス・テキストチャットソフト「Discord」における役職(役割・職業)のこと。管理者は、ロールごとに権限を設定し、運営の効率化を図ることができる。